花緑センターでは今年も夏を知らせるハンゲショウが咲き始めました。白く写っているのは花ではなく、葉の半分ほどが白くなり花弁の役割をはたしています。本当の花は写真左側の穂状のもので、葉の付け根につきます。本州以南から東南アジアの亜熱帯の湿地に分布しています。日本では湿地の減少により生息地が減少しており、レッドリストに掲載される都道府県も少なくありません。半夏生(太陽の黄経が100°になる日、7月2日頃)に花が咲く、あるいは葉の一部または全部が白くなる半化粧であることが由来とされていますが、後者の方がぴったり来るような気がします。
花と緑のまちづくりセンター
平成24年6月25日撮影 172